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西オーストラリア州
看護師・助産師資格取得の道

〔目次〕

【はじめに】         看護師資格の全体的なこと
道のりアウトライン】   ビザの種類や看護師資格の有無によるコースの違い
                (5.の一部に追加情報を入れました。05.08.23)
それぞれの道のり】   看護師登録した人達の道のり
パースからこんにちは】 パースの日本人看護師さんの近況報告(過去の記事)


【ご注意】このページ掲載されている内容は、西オーストラリア州の情報です。 取得に関する手続きやシステムは、変更になることが多々あります。できるだけ正確な情報をお伝えするよう努力していますが、鵜呑みにされることなく、ご自身でも情報が正確かどうか必ず確認してください。もし、古い情報が掲載されていることにお気づきの方は、お知らせ頂けると幸いです。

また、資格再取得の手続きは、他州でも大きく変わりませんが、用意されている大学のコース等は様々です。 他州の情報を探していらっしゃる方は、トップページの「お勧めサイト」または「FAQ」を参考にして頂くか、掲示板に知りたい情報を書込んでください。
2004年2月27日

【はじめに】

オーストラリア以外で取得した看護師資格は、Australian Nursing and Midwifery Council が定めるところにより、各州の看護協会(Nurses Board、以下NB)が審査します。

申請者は、各州のNBが要求する所定の書類(WA)を提出し、学歴・語学力・過去の職歴等を審査して貰います。審査後は、申請者が、その州でRegistered Nurse (以下RN )として登録するのに必要な条件を伝えてきます。

もし貴方が、オーストラリアのどの州で登録するか決めてないときや、移住目的の場合は、書類を直接ANMCに送ることになります。もし、決まっている場合は、州によって再取得のためのコース等が異なりますので、その州のNBに審査を依頼し、指定されたコースを履修してください。

また、登録後、引越しなどで州が変わるときには、移った先の州で、再登録の手続きが必要になります。ただし、一度、何処かの州で登録されていれば、再登録は比較的簡単に済みます。

看護師の資格有効期限は、最初に登録した日から5年間です。その間、臨床業務の経験が全くないと、資格は失効になり、再就職のためには、各州で用意さいれているリフレッシャーコースを受講する必要があります。(ただし、大部分のリフレッシャーコースは、永住権を持っている人のためのコースなので、留学生としてオーストラリアで資格を取り、その後失効になった人の場合は、それらのコースに入れるのかどうかはわかりません。)

西オーストラリア州の看護師の登録更新は、毎年、登録者の誕生月一ヶ月前に協会から送られてくる所定の用紙に、登録更新料を添えて手続きをします。(登録料は最高3年分まとめて支払うことも可能。その場合、いくらか割安になる。)

また、看護師の資格を取る場合、ビザの種類により次のような相違があります。

@学習するコースの費用が、学生ビザ(Student Visa / 海外からの留学生が取得するもの)の場合は、永住権をもっている人より、2から3倍かかる。

A永住権(Permanent Residence、以下PR)のある人は、看護師登録後、すぐに就労できるが、学生ビザの人は、ビジネスビザや永住権など、就労可能なビザに切り替える必要がある。

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数年前までは、学生ビザで留学し、看護師登録をしても、就労可能なビザを取ることが難しく、就職するところまではなかなかいたりませんでした。
ですが、この数年、オーストラリア全体の看護師不足が深刻になり、病院側も積極的にビジネスビザのスポンサーになって永住権を持たない海外からのRNを受入れています。

また、「新卒者のための技術独立移住ビザ(永住権)」の規定が変更になり、今まで高等教育機関での1年間のフルタイムの勉強という条件が、2003年7月から「2年間」になり、1年間の看護学部コンバージョンコース修了だけでは申請できないことになりました。
そこで、最近は、RN登録後、ビジネスビザを取得し、12ヶ月以上働いてから、「技術独立移住ビザ」の申請を目指す人が多くなりました。

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【道のりアウトライン】

1.英語の能力
2.永住権があり、日本の看護師資格を持っている人
3.永住権はあるが、RN・准看護師(Enrolled Nurse, EN)の資格がない人
   または、留学生として、こちらで資格取得を目指す人(学生ビザ)
4.看護学校・看護短大を卒業し、RNの資格のある人(学生ビザ)
5.看護学士号+RNを持っている人(学生ビザ)
6.RN+助産師(MW)の資格を持っている人(永住権または学生ビザ)

ここでは、ビザの種類や看護師資格の有無で分類してありますが、はじめに、すべての人がクリアしなければならない「英語の能力」について説明します。

資格再取得のためには、NBに資格審査を申請しますが、今までに資格を取った方の方法を参考にしますと、英語のレベルが規定のレベルに達してから申請する人もいれば、達しないうちに、アセスメントだけ先に受ける人もいます。後者の場合は、英語のレベルに達したら、もう一度その試験結果を提出し、その後しかるべきコースに入って勉強されました。

また、最近では、語学留学をせず、日本で英語の勉強をしてIELTSの試験を受ける人も多くなっています。→ FAQ Q.23 参照

1.英語の能力(次の3つの能力試験のうち、一つをクリアする) → 参考資料へ

The International English Language Testing System (IELTS) - Academic Test

Website

NBで規定しているポイントは、4つの科目のそれぞれが6.5ポイント以上で、全体では7.0以上。
永住権を持っている人で、このポイントをマークすれば、ストレートに移民用のコースに入ることができる。
学生ビザの人は、大学の看護学部コンバージョンコースに入学が可能。

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Occupational English Test (OET) for Nurses     Website

4科目それぞれにBレベルでパスし、全体でもパスする必要がある。
このテストは、どちらかというと、永住権のある人が受験することが多い。看護師だけでなく、海外で取得した医療関係の資格(医師、歯科医、獣医、薬剤師等)のある人が、それぞれの職種に応じたテストを受ける。
日本でもこの試験を受けることができる。

English Language Bridging Course     Website

Curtin University of Technology で実施されている6ヶ月の英語のブリッジングコースを、規定のスコアで修了する。

オーストラリアは、IELTSが主体ですので、TOEFLの成績が受入れられるかどうかは各大学等にお聞きください。)→【参考】英語能力試験のレベル比較表

【参考】ANCのLanguage requirements

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2.永住権があり、日本の看護師資格を持っている人

@ NBWAで日本の看護師の資格審査を受ける。(提出書類に関する質問はこちら
A 英語のレベルが上記のレベルに達していれば、移民用のコースオファがされるので、
   希望するコースに入る。
   
【Migrant Bridging Courses】     コース詳細はこちら

General Nursing

School of Nursing
Curtin University of Technology
Kent Street
BENTLEY WA 6102
Ph. (08) 9266 3056

Christopher Churchouse
Metropolitan Directors of Nursing - Migrant Bridging Course
C/- Fremantle Hospital
Alma Street
FREMANTLE WA 6160
Ph: (08) 9431 3333

Midwifery

School of Nursing
Curtin University of Technology
Kent Street
BENTLEY WA 6102
Ph. (08) 9266 3056


Curtin Uni の General Nursing のコースでは、半年間のRN登録のためのコースと、学士号取得コース半年がセットになっている。詳しくはこちら

Fremantle のコースは、リフレッシャーコースになる。学士号の取得はなく、約2ヶ月で登録可能。

※助産師の資格取得(FAQ Q.43 も参照してください)は、RN登録後に再度コースに入る必要があります。NBWAにアセスメントを申し込むときは、看護師・助産師両方の書類を提出してください。


B コース修了後、NBWAに登録し、就職

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3.永住権はあるが、RN・准看護師(Enrolled Nurse, EN)の資格がない人
   または、留学生として、こちらで資格取得を目指す人(学生ビザ)

西オーストラリアで、はじめてRNの資格を取ろうと思う方は、次の大学に看護学部があります。大学を卒業すれば、NBに登録できます。

Curtin University of Technology (Bachelor of Science, Nursing)(州立)

Edith Cowan University (Bachlor of Nursing)(州立)

University of Notre Dame(Bachelor of Nursing)(私立)

Murdoch University (Bachelor of Nursing, 2004年2月からスタート)(州立)

日本で高校を卒業していれば、殆どの場合、こちらのYear12 と同等とみなされるので、Tertiary Entrance Examination を受けるか、大学入学を希望する年の3月1日までに20才になっている場合は、The Special Tertiary Admissions Test (STAT)を受けることができます。準備コースは、上記STAT のページにあります。
もし、同等でないときや、もう一度受験勉強が必要な人には、ファウンデーションコースがあります。この場合でも、英語能力の向上は必須です。

また、ENを希望する人は、TAFE にコースがあります。
コース番号は次になります。

Course Number: 7100
National Course ID: 50457
Qualification: CERTIFICATE IV IN
Course Title: ENROLLED NURSING
Course Title Short: ENROLLED NURSING
Course Hours: 1200

TAFE WA central HP http://www.central.wa.edu.au


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4.看護学校・看護短大を卒業し、RNの資格がある人(学生ビザ)

西オーストラリア州で、RNの登録を考えている人は、何処かの時点で必ずNBWAの審査を受けなければなりません。登録するつもりがなく、学士号取得だけの方は、NBWAで審査を受ける必要がなく、大学側とのやりとりで、編入等が決まります。

「それぞれの道のり」でも紹介していますが、英語のレベルに達する前に、NBWAでアセスメントを受ける人もいれば、コンバージョンコースに入ってから受ける人もいます。

西オーストラリアで海外のRNの資格を持つ看護師が、こちらの資格を取るために入れるコンバージョンコースは、次の2カ所で、共に2月と7月にコースが始まります。

Curtin University of Technology (Bachelor of Science, Nursing for Registered Nurses)

Edith Cowan University (Bachlor of Nursing for Registered General and Registered Mental Health Nurses)


規定の書類をそろえてアセスメントを受け、NBからコースオファの手紙を貰ったら、その指定されているコース(大学の看護学部)に申込み、担当者との面接を受けたりして、手続きを進めます。この時、英語のレベルが規定に達していない場合は、大学にある英語のブリッジングコース等に入って、スキルアップをしなければなりません。(Edith Cowan Uni の場合は、Curtin Uni で実施されているような英語のブリッジングコースはなく、ELICOS のアカデミックコースに入るようです。)
そして、コンバージョンコースに入れるだけの英語のレベルになれば、入学です。

その後は、規定の理論と実習を修了すれば、RN登録ができ、就職活動になります。【はじめに】にも書いたように、最近は、ビジネスビザを目指す人が多くなりました。大病院では、殆どの場合、ビジネスビザのスポンサーになってくれますから、就職活動の時に、その旨を伝えてください。(ビザがおりるまでの期間は、一定していません。)

まとめ

[WAでRN登録を希望する人]
@英語の能力
ANBWAに資格アセスメントを申請
BNBが提示している条件を満たす(英語能力の向上、または、資格取得のためのコースに入学)
Cコンバージョンコース等のコース修了(実習含。同時に学士号取得)
DNBWAに登録
E就職活動、ビザ変更
F就職

[RN登録を希望せず、学士号取得を目指す人]
@英語の能力
A希望する大学のコンバージョンコースへ入学志願
B担当者との面接など、手続きを進める
C英語能力が十分なら、コンバージョンコースへ入学
  不十分なら、英語コースへ
Dコンバージョンコース修了。学士号取得

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5.看護学士号+RNを持っている人(学生ビザ)

西オーストラリア州では、、このケースの人達がRN登録するのに一番苦労しています。なぜなら、学士号を持っているため、大抵の場合、看護学部のコンバージョンコースに入る必要がないからです。では、学生ビザをもつ海外のナースが入れるRN登録用のコースはないのかというと、今の時点では、そういうコースはありません。(他州にはあるようです。)
もちろん、移民用のコースやレジデンスのためのリフレッシャーコースはありますが、留学生に「学生ビザ」をおろすことができないのです。学生ビザがおりないということは、勉強するためにパースに滞在できるビザがないことになります。

参考までに、管理人が知っている3つのケースをご紹介しましょう。

[ケース1]
2年前、大学の英語のブリッジングコースへ入学。大学側から「看護学士号を既に持っているので、コンバージョンコースに入る必要はない」と言われ、また、NBWAからは、学生ビザがおりないということで、他のコースのオファもありませんでした。最終的に、大学、NBとの話し合いで、学生ビザで修士課程に進み、同時に、RN登録のために、移民用のコースも履修されました。ですが、努力されたかいがあり、昨年、RN登録をされたと聞いています。

[ケース2]
昨年2月、大学側から「学士号を持っているので、コンバージョンコースの必要はないが、かといって移民用のRN登録コース(期間半年。前出のコース)に留学生を受入れてない」と言われたため、ビザの期間を延長できず、一旦日本に帰られました。

[ケース3]
昨年、NBWAから「大学のコンバージョンコースか、Fremantle Hospital で実施されている、2ヶ月のリフレッシャーコース」にはいるように言われ、コンバージョンは1年だし、お金もかかるので、迷わずFremantle の9月スタートのコースに志願。ですが、学生ビザがおりないため、コースコーディネーターと話し合い、短期商用ビザで再入国、そのビザの期間の間にコースを修了するという快挙を成し遂げられました。今は、ビジネスビザを取得され、公立病院でRNとして働いていらっしゃいます。

(お知らせ:「ケース3」でご紹介しましたフリーマントルホスピタルのリフレッシャーコースでは、2005年2月から、永住権を持たない海外の看護師資格保持者の受け入れを取りやめたそうです。従って、今のところ、Curtin Uni で実施されているコンバージョンコースが受け入れ先となっています。)


以上、読んで頂くとお分かりになるように、少しずつですが、NBWAが提示してくる条件も変化しています。
また、[ケース3]の方のように、緻密な情報収集と協力を得て、不可能だと思われていたレジデンスのためのリフレッシャーコースに入り、RN登録を果たした人もおられます。

まとめとして、「私も看護学士号を持っているから、きっと、同じようなアセスメント結果がくるだろう。」と思わず、まずは、ご自分の資格審査をNBWAに依頼し、返事をもらってください。その返事の内容によっては、上記のように様々な選択肢があることを参考に、ご自身の状況を十分考慮し、目標に向かって対策を考えましょう。

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6.RN+助産師(MW)の資格を持っている人(永住権または学生ビザ)

永住権を持ち、MWの資格取得を希望する人は、上記2を参考にしてください。

学生ビザの人で、MWの資格も希望する人は、上記4と5を参照にRN登録を先にしなければなりません。詳しくはFAQ Q.43 を参照してください。

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豪州で英語の勉強を
するときに必ず勧めら
れる英文法の本。管
理人も持っています。Intermediateが
お勧め。

English Grammer
In Use

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