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池田君子さん(仮名)

2003年6月19日






池田君子さん(仮名)のプロフィール

兵庫県出身。
結核病棟3年、重症心身障害者病棟2年
の臨床経験がある。2000年、ニュージーランドから
ワーキングホリデービザにてパースへ。
語学学校、大学付属の英語のブリッジングコースを
経て、2002年2月からCurtin University の看護学部
コンバージョンコースで学び、同年12月卒業。同月、
西オーストラリア州にてRN登録。
2003年6月、新卒者のための技術独立移住ビザ取得。




共に永住権の申請をした友人*の朗報を耳にして以来、メールボックスを毎日確認するのが私の日課になった。心をときめかせ開けたメールボックスの中を見ては、心沈んで残りの1日を過ごすのが何日も続いた。

日々繰り返す行動がマンネリ化して、もう無意識のように日課をこなすのが当たり前になったある日、期待もせず開けたメールボックスに移民局(immigration)からの手紙を発見した瞬間、一緒に住んでいる友人達(housemates)がせかすのをなだめながら手紙を開けた瞬間、その日が私のhappiest dayになるとは誰が予想しただろう
・・・。でも待ちに待った日がついに来た・・The happiest day in my life!

ここまで辿り着くのには一体どのくらいかかったのだろう・・・。大学で英語コースに取り組み始めたのが2001年の5月だから、2年1ヶ月費やしたことになる。今思えば、あっという間の2年間だったが、大学在籍中は終わりなき道を歩いているようだった。特に後期は、大学の課題(assignments)提出と共に、永住権(permanent residency / PR)申請に向けての準備もしなければならず、時間を計画的に使うこと(time management) の重要さを再度認識すると共に、自分にその能力が不足していることをしみじみと感じた。

2ヶ月遅れのPR取得(友人と比較して)の原因が、果たしてニュージーランドの無犯罪証明書(NZ Police Clearance) 発行に手間がかかったのか、ただ単に私の書類が机の上に置きざらしになっていたのかは定かではないが、「終わりよければすべて良し」と歌われるように、今となってはあんなにうろたえていたのもすべて過去。そして自分が辿って来た過程にとても満足している。


* 「共に永住権を申請した」のは、体験談のコーナーにも何回か記事を書いてくださっている坂口まりさん(仮名)です。まりさんは、今年4月に君子さんと同じ永住権を取得されました。

永住権取得までの過程を振り返ってみると、私のニアミスが明らかになってくる。このニアミスさえ克服すれば、移民局が要求する書類を不足なく、的確に準備できると思う。

永住権申請にあたって、一番重要なことは、自分の申請するビザの内容、そしてそのビザ申請に要求されている書類の種類を知ること。「General Skilled Migration Booklet」に詳しく情報が載っているし、移民局のホームページも活用できる。とにかくしっかりと読むことが大切。その上、必要書類のチェックリストが小冊子(Booklet)の中にあるので、それに従えばすべて揃えることができる。

永住権取得過程を3つのパート

1. Before completion of Uni
2. Registration
3. After registration


に分けると理解しやすいと思う。すべてを説明すると莫大な量になるので、メインポイントのみを書くことにする。


1. Before completion of Uni


大学終了までに、集められるだけの書類を集めることが大切。日本の無犯罪証明書(
Japanese Police Clearanceは日本領事館で申請可能。ただし受け取るまでに2ヶ月近くかかるので、早めに申し込むことを薦める。その他、領事館では戸籍抄本(Birth Certificate)の英語の翻訳も取り扱っている。

オーストラリア無犯罪証明書(
Australian Federal Police Clearanceは発行までに約30日を費やし、私の書類も大体その位の期間だった。

ここでもう1つ、海外滞在12ヶ月の経験がある場合(1つの国につき)、その国からの無犯罪証明書提出を要求される。私は12ヶ月
NZ滞在経験をすっかり忘れ、申請用紙(Application Form)を提出してしまった。後に証明書手続きを要求され、すっかりうろたえてしまった。(移民局からDisclosure of Police Record of NZのconcent formが送られてきて、それにサインをするという形で終わったが・・・)。

2. Registration

大学の学業成績証明書(Academic Transcriptが発行され次第、いつでもRegistrationの手続きは可能。直接NBWAへ出向き、登録用紙を書いて料金を払えばいい。手続き3日後に、看護師免許証とGold Cardを手にすることができた。

3. After registration

NBWA
の登録と同時に忘れてならないのはWA登録された証明をANCThe Australian Nursing Council へ送るための、申請用紙をNBWAに提出すること。これには$20かかる。私の経験から、NBWAは書類の処理がとても疎かだということが分かった。ANCから発行されるSkills assessment は永住権申請には欠かせないもので、これはNBWAの素早い書類処理にかかっている。私の場合、ANCからNBWA発行の看護師証明の未着を知らされ、NBWAの仕事の遅さを目のあたりにした。NBWAは証明書を送ったといい、ANCは受け取っていないという始末。幸いANCスタッフはとても協力的で、直接NBWAに電話をしてこの問題を解決してくれた。書類到着が遅いと思われるなら、すぐに電話をして問題を解決することを薦める。

このSkills assessmentの到着さえ過ぎれば、もうほとんど終わりに近づいていると言える。
それまでに、健康診査(Medical Examinationを済ませ、
ビザ処理期間の保険契約を結ぶと共に、その証明書を取得する(学生保険と学生ビザが切れた後、ビザ処理終了までの間、Bridging Visaが発行される。この期間はOverseas Visitorとして取り扱われ、Overseas Visitorの保険に入ることが必要。私の場合、6ヶ月の保険を申請した。料金はかなり高いが、PR取得後は払い戻し可能)。

そして、上に述べたもの以外に移民局が要求する書類を集め、移民局に提出するすべての書類の証明付コピー(Certified copyを取れば、いつでも申請できる。申請用紙に添付(attach)する書類は、certified copyといって、そのコピーが原本の書類(original)と全く同じものだと証明されてなければならない。Justice of Peace(治安判事)が、この証明を無料で行ってくれる(コピーがオリジナルの書類と同じであることを、1枚1枚確かめた上で、コピーの方にサイン・押捺をする)。White Pageには、Justice pf Peace として登録されている人達の所在地が記載されているので、最寄りの人を探して依頼する。



ビザ申請には、書類到着の遅れが付き物なんだと、つくづく実感した。私の場合、NZ Police Clearance, ANC Skills Assessment の遅れ、それと共に、胸部レントゲンの異常を指摘され、スペシャリストの所へ行って詳しい結果を貰ってこいだの、その後は特別な施設へ結果を送るので、結果受け取りまでに4週間かかるだの、予期もしないことが次々と起こり、かなり神経をすり切らせることとなった。これらの経験上から言えるのは、ビザ申請には何が待ち受けているか分からないということ。それ故に、申請には余裕を持って取り組むことを強くお薦めする。

永年想い続けてきた永住権獲得の夢が叶い、満足感がどっと私の中になだれ込んだ。確かにPR取得までの道のりは長く厳しかったが、努力さえすれば、それは報われるのだと感じた。これはすべてのことに当てはまるといえるだろう
・・・美しい高層ビルをバスの中から眺めながら、この自分の住む町Perth、自分の住む国Australia、そしてそこに居る自分を誇りに思う。ほっとした気分に浸りながら、また新たな次の目標を見つける時が来たんだなと思い始めた・・・

参考:「新卒者のための技術独立移住ビザ(Skilled Independent Overseas Student)」は、「技術独立移住ビザ(Skilled-Independent)」と異なり、例外があります。ビザ申請の6ヶ月前に、オーストラリアで最低1年以上のフルタイムの教育を受けた申請者(新卒者)は、職務経験が免除されるというものです。ただし、2003年7月1日以降は、「最低2年以上のコース」と改訂されます。移民局からは、暫定措置も発表されているので、詳しくはこちらのサイトをご覧ください。

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