初めまして、さいこと申します。パースに来てちょうど三年が経とうとしています。私はEnrolled Nursingのコースを一年半TAFEで学んだ後、半年ワーキングホリデー期間にEnrolled Nurseとして働きました。そして今は、Edith Cowan University(ECU)にてRegistered Nursing(RN)の勉強をしながら派遣ENとして病院で働いています。
TAFEの看護学科に行くには、(TAFEに限らず、看護科の場合はIELTSで6.0以上のポイントを取らなければ入学が許可されない)ということを聞いたので、私はTAFE付属の語学学校にすすむことにしました。英語コースは「ELICOS : English for Academic Purposes」です。
一年半フルタイムで、月曜から金曜まで毎日学校に通っていました。そして毎日なんらかのテスト、プレゼンテーション、エッセイの提出があり、休まる間なく勉強だったように思います。 以下が、一年半で履修した科目の全てです。 -
Anatomy & Physiology 1,2 (48/ 30 hrs) -
Microbiology (22 hrs) -
Nursing Science 1-4 (36/ 28/ 32/ 18 hrs) -
Psychosocial development 1,2 (24/ 18 hrs) -
Nutrition (12 hrs) -
Interpersonal skills in Nursing Practice (36 hrs) -
Professional, Legal & Ethical issues (24 hrs) -
Nursing Practice 1-3 (178/ 262/ 352 hrs) -
Multicultural issues in Nursing (12 hrs) -
Health promotion & disease prevention (18 hrs) -
Professional practice (18 hrs) -
Health services industry overview (12 hrs) -
Introduction to critical thinking (20 hrs)
私はJoondalupにあるWest Coast College TAFEに通いました。芝生にはなんとカンガルーが現れるのです!!!自然に囲まれて、勉強には最適な環境でした。
仕事内容ははっきりいって変わりません。現在ECUで学んでいることはTAFEで一通り学んでいるし、むしろTAFEの方が実践に役に立つかなと思うぐらいです。しかし、ENコースを終えて、実際ENとして半年働いた中で感じたことなのですが、やはりENは権限がRNに比べて狭いということ。Medication
Competency がないということで薬を扱えないこと、それが一番大きいと思います。一言で言えば、責任感の重さの違いではないでしょうか。もともとワーホリ期間でENとして働いたら帰国しようと思っていたのですが、ENとして実際働いてみてやっぱり物足りなさを感じ、そこでRNまで目指そうと決めました。
一番苦労したのは解剖学と細菌学でした。英語でもう一度ミトコンドリアから勉強するというのは、本当に辛かった。英単語を覚えるのが一苦労でした。というのも、メインコースが始まってから授業で先生の言っていることが全く聞き取れないという状況が二ヶ月続いたので、頼れるのは手元にあるプリントのみ。とにかくもらったプリントを文章ごと丸覚えすることだけしました。読み書き、日本人の一応得意とする分野ですよね。質問さえ理解不能、それこそ答えなんてわかるはずもない、というようなことは日常茶飯事でしたね。テストは一度でパスすることはまずありませんでした。TAFEでは二回のチャンスがあって、再試験にはお馴染みの顔で、Resit Queenと呼ばれました(笑)。二度目のテストはむしろレベルアップしているのですが、それでも全て奇跡的にギリギリのところで受かってきました。毎日毎日新しい単語を覚えていくうちに、いつの間にか楽になっていたように思います。
一学期: Nursing Home (Aged Care/ 5wks)、 二学期: Royal Perth Hospital (Medical
& Surgical/ 3wks )、Joondalup (Mental health/ 3wks)、 三学期: Hollywood hospital (Palliative care/ 2wks)、Graylands hospital (Mental health/ 3wks)、St Andrews (Aged Care/ 2wks)、Anglican Home (Community Nursing/ 1wk)、Princess Margaret Hospital (Paediatrics/ 2wks)、Joondalup Hospital (Operating theatre/ 2wks)。 学校の先生が準備してくれて、指定された病院先で実習を受けました。TAFEから先生が来る場合もあれば、その病院先で生徒指導をするナースがいる場合もありました。 中にはとても意地悪な先生もいましたが、たいていは協力的でよかったと思います。 評価は、TAFEの先生がたまに見回りに来て、その日に一緒に働いたナース達に評判を聞いてサインをしてくれました。
ずばり言語の壁でした!!一学期のNursing Homeでまずは、どうやってクライエントと接するかわからない、何を言っていいのかわからない、そして言ってることが聞き取れない。そしてちょっとした言い回しがわからない、ということで苦労しましたがここはなんとかクリア。
行く先々に友達のナースがいっぱい増えて、人脈が広がったこと。一期一会、新しい人に出逢えること、それが一番嬉しくそして励みになりました。辛かったこともあったけれど、今となっては全てが楽しかったです。ひとつひとつ新しいことを覚えてゆくのはやっぱり楽しいものですよね。
私はEN学生のときは、看護助手としてバイトしていました。それは、TAFEでの二度目の実習で大泣きした後に先生が半ば強制的にやりなさいとすすめてくれたもので。それはとても勉強になりました。
学校と仕事との両立で、フレキシブルであってほしいというのが理由です。休みたい時は休め、働きたい時はたくさん働けるので。
Medication Competencyがないので(どちら道、病院によっては派遣ナースは薬をあげるのは許されない)、薬以外の仕事はたいていやります。常にRNと組んで、意向を仰ぎ、ダブルチェックをし、チームの一員として働きます。時には、薬が扱えないことで、自分の無力さを感じることもあります。
現在、Edith Cowan UniversityにてBachelor of Nursingを勉強しています。ENコースを取っていたため、ある程度の科目の免除はありますが、最低2年はかかるそうです。Nursing practice、解剖学、化学などをやっています。
今はもっともっといろんな出逢いと経験をして、何よりも自信がほしく思います。まずは目前の目標、“大学を卒業!”することを達成すること。無事RNになれることを夢見て、勉強に打ち込みたいと思っています。
TAFEの教育は本当にしっかりしていたように思います。 |